#菌のホント編

白い炭水化物と、茶色い炭水化物のおはなし。

 

主食である炭水化物が菌とカラダに及ぼすこと。

私たち日本人は古くから「一汁三菜」という食習慣を続けてきました。これは主食であるご飯に加え、一品の汁物と、三品のおかずを並べた献立のことを指します。

おかずや汁物には様々なバリエーションがありますが、唯一変わらず残ってきたもの。それがご飯です。ずっと昔の時代から、ご飯は私たちにとって非常に重要な習慣を担ってきました。

 

「ご飯」は、いわゆる「炭水化物」であり、献立で言う「主食」にあたります。私たちが毎日活動するのに必要なエネルギーを、効率よく作り出してくれる役割があります。

そんな炭水化物だからこそ、少しだけ工夫をして、菌ケア仕様にしてみませんか?

この記事では、その一例をご紹介します。

 

 

なぜ白い炭水化物が良くないのか?

あなたは毎日どんな炭水化物を選んでいますか?

高級食パンを毎朝いただくのが幸せ、ランチはパスタ、夕食は炭水化物を控えています、などライフスタイルや毎日の気分で、様々な選択肢があると思います。

そもそも、炭水化物とは三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)のひとつ。体内で消化されることにより、糖質に変化し、身体のエネルギー源となり私たちが生きて行く上でもっとも重要な栄養素になります。

 

その炭水化物には、大きく分けて「白い炭水化物」と「茶色い炭水化物」が存在しています。

 

白い炭水化物とは、「白米」や「白いパン」(小麦のパン)、「パスタ」「ラーメン」「そうめん」など。

なんとなく、色が白いものが多いことがわかるかと思います。

 

この白い炭水化物を食べる時は実は注意が必要。

これからその理由について解説していきます。

 

例えば、「白米」。

ぬかと胚芽の部分を精米によって取り除き胚乳(はいにゅう)のみにしたお米が、白米になります。その胚芽やぬか部分がないことにより消化し吸収するスピードが早くなるというメリットの一方で、血糖値を急上昇させてしまうというデメリットがあるのです。 

血糖値が上昇すると、すい臓から分泌される「インスリン」という血糖値を下げるホルモンの働きにより、ブドウ糖が身体の細胞に取り込まれ、エネルギー源として利用されます。

 

その「インスリン」が正常に機能している状態であればよいのですが、普段から甘いものがお好きで血糖が高い状態が続いていると「インスリン」の分泌するスピードが遅れていたりと、血糖値をうまく下げられていない「高血糖」の状態が続いてしまうのです。そして高血糖は、血管に大きなダメージを与えるとともに、身体にさまざまな悪影響を及ぼすのです。 

 

次の章で、血糖値の急上昇が体にどのような影響を及ぼすのか、お伝えしていきたいと思います。

 

 

血糖値の急上昇が肌に与える影響

前述した血糖値のお話は糖尿病やダイエットを気にされている方にとっては、よく耳にするかと思います。本章では血糖値の急上昇が菌ケア的にお肌にはどんな影響があるのか、お話しをしたいと思います。

 

 血糖値が急上昇することにより、お肌に与える大きな影響は「皮脂の過剰分泌」です。

皮脂が過剰分泌されることにより、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまうのです。体臭が気になっている方も、もしかしたら過剰な皮脂が原因かもしれません。

 

また、過剰な糖質の摂取は、腸内の悪玉菌の増殖も招いてしまいます。例えば、悪玉菌のひとつである黄色ブドウ球菌は、菌のバランスが取れていると悪さをしませんが、善玉菌が少なくなってしまっていたり、糖質の摂りすぎなどで菌のバランスを崩してしまうことにより、かゆみや肌荒れ、アトピーを引き起こす原因になってしまうのです。

 

そして悪玉菌が増えると、有毒なガスが発生してさまざまな身体の不調を引き起こしてしまいます。

 

 

菌ケアに良い炭水化物の選び方

菌ケアに良い炭水化物の選び方は、「白い炭水化物」を「茶色の炭水化物」に変える、ただそれだけです。

ごはんでしたら「玄米」「雑穀米」、パンでしたら、「全粒粉」「ライ麦」、そばでしたら「十割そば」が茶色の炭水化物になります。

また、スーパーフードと言われている「キヌア」も、茶色い炭水化物の仲間に分類されます。

 

茶色い炭水化物の中でも、KINSが特にオススメしているのが玄米です。

玄米には、お米の皮や胚芽、ぬかなどがそのまま残っていて、ビタミンやミネラル、食物繊維といった、私たちの消化・代謝を助ける大事な栄養素が詰まっています。玄米に切り替えると菌のエサである食物繊維を主食で補うことができるので、精米し取り除いてしうのは、ちょっともったいないかもしれませんね。 

自然の恵みを余すことなくいただく。それが菌ケアへの近道なのかもしれません。

 

 

茶色い炭水化物でいつもよりちょっと豊かな毎日に

最後に、筆者自身が白い炭水化物から茶色い炭水化物に切り替えたときのお話をしようと思います。少しでも参考になれば幸いです。

 

私はパンが大好きで、一時期は毎朝白い食パンを食べていました。

その当時は、皮膚科通いや人気の化粧品を試しても、ニキビが繰り返しすばかり。外側からのアプローチばかりに目がむいていて、内側からのアプローチは頭にありませんでした。

 

そこで、内側からのケアとして茶色い炭水化物に切り替えることにしました。

ただ、はじめ白い炭水化物から茶色い炭水化物に変えるのに抵抗があった私は、まず、ご飯を白米からいきなり玄米にするのではなく五分づき米に変えてみました。そして、お米屋さんでその時にでた「米ぬか」もいただいてきました。

米ぬかはお掃除やお料理の灰汁抜きに使うこともできますし、何より私はぬか漬けにチャレンジしてみたかったのです。その時はじめたぬか漬けは今も継続しています。

自分の手で混ぜることによりぬか床を育てる喜びもあり、ぬか漬けは乳酸菌が豊富なので、とてもよい菌ケア食品になります。一晩、お野菜を漬けておくだけで菌ケア食品が一菜できてしまうのも魅力的です。

 

また、大好きなパンは自分で作ることにも日々挑戦中。自分で作ってみることの愛着はもちろんのこと、「小麦粉やお砂糖ってこんなに入ってたんだ!」とか、「全粒粉100%でうまく膨らまなかった」、「米ぬかも入れたパンをつくってみよう」など、様々な発見があります。失敗もありますが、上手に焼けた時の喜びはひとしおです。

楽しみながら取り入れることで、私の主食は今ではすっかり「茶色い炭水化物」が主流になり、お通じが改善したり、繰り返していたニキビも落ち着きいいことづくしです。

 

毎日食べる、大事な栄養素だからこそ。

「茶色い炭水化物」を選択し、ちょっと豊かな毎日をおくってみませんか?

 

主食である炭水化物が菌とカラダに及ぼすこと。

私たち日本人は古くから「一汁三菜」という食習慣を続けてきました。これは主食であるご飯に加え、一品の汁物と、三品のおかずを並べた献立のことを指します。

おかずや汁物には様々なバリエーションがありますが、唯一変わらず残ってきたもの。それがご飯です。ずっと昔の時代から、ご飯は私たちにとって非常に重要な習慣を担ってきました。

 

「ご飯」は、いわゆる「炭水化物」であり、献立で言う「主食」にあたります。私たちが毎日活動するのに必要なエネルギーを、効率よく作り出してくれる役割があります。

そんな炭水化物だからこそ、少しだけ工夫をして、菌ケア仕様にしてみませんか?

この記事では、その一例をご紹介します。

 

 

なぜ白い炭水化物が良くないのか?

あなたは毎日どんな炭水化物を選んでいますか?

高級食パンを毎朝いただくのが幸せ、ランチはパスタ、夕食は炭水化物を控えています、などライフスタイルや毎日の気分で、様々な選択肢があると思います。

 そもそも、炭水化物とは三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)のひとつ。体内で消化されることにより、糖質に変化し、身体のエネルギー源となり私たちが生きて行く上でもっとも重要な栄養素になります。

 

その炭水化物には、大きく分けて「白い炭水化物」と「茶色い炭水化物」が存在しています。

 

白い炭水化物とは、「白米」や「白いパン」(小麦のみ)、「パスタ」「ラーメン」「そうめん」など。

なんとなく、色が白いものが多いことがわかるかと思います。

 

この白い炭水化物を食べる時は実は注意が必要。

これからその理由について解説していきます。

 

例えば、「白米」。

ぬかと胚芽の部分を精米によって取り除き胚乳(はいにゅう)のみにしたお米が、白米になります。その胚芽やぬか部分がないことにより消化し吸収するスピードが早くなるというメリットの一方で、血糖値を急上昇させてしまうというデメリットがあるのです。 

血糖値が上昇すると、すい臓から分泌される「インスリン」という血糖値を下げるホルモンの働きにより、ブドウ糖が身体の細胞に取り込まれ、エネルギー源として利用されます。

 

その「インスリン」が正常に機能している状態であればよいのですが、普段から甘いものがお好きで血糖が高い状態が続いていると「インスリン」の分泌するスピードが遅れていたりと、血糖値をうまく下げられていない「高血糖」の状態が続いてしまうのです。そして、血管に大きなダメージを与えるとともに、身体にさまざまな悪影響を及ぼすのです。 

 

次の章で、血糖値の急上昇が体にどのような影響を及ぼすのか、お伝えしていきたいと思います。

 

 

血糖値の急上昇が肌に与える影響

前述した血糖値のお話は糖尿病やダイエットの時を気にされている方にとっては、よく耳にするかと思います。本章では血糖値の急上昇が菌ケア的にお肌にはどんな影響があるのか、お話しをしたいと思います。

 

 血糖値が急上昇することにより、お肌に与える大きな影響は「皮脂の過剰分泌」です。

皮脂が過剰分泌されることにより、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまうのです。体臭が気になっている方も、もしかしたら過剰な皮脂が原因かもしれません。

 

また、過剰な糖質の摂取は、腸内の悪玉菌の増殖も招いてしまいます。例えば、悪玉菌のひとつである黄色ブドウ球菌は、菌のバランスが取れていると悪さをしませんが、善玉菌が少なくなってしまっていたり、糖質の摂りすぎなどで菌のバランスを崩してしまうことにより、かゆみや肌荒れ、アトピーを引き起こす原因になってしまうのです。

 

悪玉菌が増えると、有毒なガスが発生してさまざまな身体の不調を引き起こしてしまいます。

 

 

菌ケアに良い炭水化物の選び方

菌ケアに良い炭水化物の選び方は、「白い炭水化物」を「茶色の炭水化物」に変える、ただそれだけです。

ごはんでしたら「玄米」「雑穀米」、パンでしたら、「全粒粉」「ライ麦」、そばでしたら「十割そば」が茶色の炭水化物になります。

また、スーパーフードと言われている「キヌア」も、茶色い炭水化物の仲間に分類されます。

 

茶色い炭水化物の中でも、KINSが特にオススメしているのが玄米です。

玄米には、お米の皮や胚芽、ぬかなどがそのまま残っていて、ビタミンやミネラル、食物繊維といった、私たちの消化・代謝を助ける大事な栄養素が詰まっています。玄米に切り替えると菌のエサである食物繊維を主食で補うことができるので、精米し取り除いてしうのは、ちょっともったいないかもしれませんね。 

自然の恵みを余すことなくいただく。それが菌ケアへの近道なのかもしれません。

 

 

茶色い炭水化物でいつもよりちょっと豊かな毎日に

最後に、私自身が白い炭水化物から茶色い炭水化物に切り替えたときのお話をしようと思います。少しでも参考になれば幸いです。

 

私はパンが大好きで、一時期は毎朝白い食パンを食べていました。

その当時は、皮膚科通いや人気の化粧品を試しても、ニキビが繰り返しすばかり。外側からのアプローチばかりに目がむいていて、内側からのアプローチは頭にありませんでした。

 

そこで、内側からのケアとして茶色い炭水化物に切り替えることにしました。

ただ、はじめ白い炭水化物から茶色い炭水化物に変えるのに抵抗があった私は、まず、ご飯を白米からいきなり玄米にするのではなく五分づき米に変えてみました。そして、お米屋さんでその時にでた「米ぬか」もいただいてきました。

米ぬかはお掃除やお料理の灰汁抜きに使うこともできますし、何より私はぬか漬けにチャレンジしてみたかったのです。その時はじめたぬか漬けは今も継続しています。

自分の手で混ぜることによりぬか床を育てる喜びもあり、ぬか漬けは乳酸菌が豊富なので、とてもよい菌ケア食品になります。一晩、お野菜を漬けておくだけで菌ケア食品が一菜できてしまうのも魅力的です。

 

また、大好きなパンは自分で作ることにも日々挑戦中。自分で作ってみることの愛着はもちろんのこと、「小麦粉やお砂糖ってこんなに入ってたんだ!」とか、「全粒粉100%でうまく膨らまなかった」、「米ぬかも入れたパンをつくってみよう」など、様々な発見があります。失敗もありますが、上手に焼けた時の喜びはひとしおです。

楽しみながら取り入れることで、私の主食は今ではすっかり「茶色い炭水化物」が主流になり、お通じが改善したり、繰り返していたニキビも落ち着きいいことづくしです。

 

毎日食べる、大事な栄養素だからこそ。

「茶色い炭水化物」を選択し、ちょっと豊かな毎日をおくってみませんか?