菌をきちんと編#035

お肌のテカりを解消するためのたった一つの方法は「洗いすぎない」こと

 

しっかりと洗顔しているのに、お肌がテカってしまい悩んでいる方はいませんか?皮脂による''テカリ''を改善するために、頻繁に洗顔を行い清潔に保つよう心がけている…実はそのスキンケアは間違っています。

 

お肌のテカリは、「洗いすぎ」が原因かもしれません。洗顔によりかえって悪化させているのだとすれば、 根本的に洗顔方法を見直す必要があります。

 

そこで、今回はお肌がテカってしまう原因と、菌ケアから考える正しい洗顔方法、スキンケア用品の選び方などをご紹介します。

 

 
 

テカリが気になって洗いすぎていませんか?



お肌のテカリは女性にとって大敵です。

どこか不潔な印象を与えてしまうだけでなく、メイク崩れの原因になるなど、お肌のテカリは見た目に大きく影響します。また、皮脂で毛穴が詰まる、ニキビができるなど肌トラブルの原因にもなることも厄介です。

 

そんなお肌のテカりは、気になってついつい洗ってしまいがちです。洗浄力や殺菌力の高いスキンケア商品でゴシゴシと洗うと、一時的には確かにスッキリした気分になるものです。

 

しかし、それはあくまで洗顔後の一時的な効果であり、過度な洗顔は根本的なテカりの原因になってしまうのです。

 

 

皮脂は肌にとって本来必要なもの



テカリの原因は過剰な皮脂分泌です。皮脂は何かと嫌われる存在ですが、本来はお肌にとって必要なもの。皮膚の内側からの水分蒸発を防いだり、外敵からお肌を守るなど、皮膚の正常な機能において皮脂は欠かせません。

 

そして皮膚の常在菌にとっても皮脂は無くてはならない存在です。美肌菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌は皮脂や汗をエサにして増殖し、肌のpHを産生に保つ、グリセリンを生成するなど大切な役割を果たしています。

 

洗いすぎは必要な皮脂も菌も洗い流してしまう

一日に何度も洗顔すると、お肌に必要な皮脂や細菌も洗い流してしまうことに。

皮脂が奪い去られると、お肌の乾燥を招いてしまいます。お肌が乾燥すると、皮脂の分泌が過剰になるため、余計にテカってしまうのです。

 

さらに過度な洗顔や強い洗浄力の洗顔フォームなどで洗うことにより、美肌菌にもダメージがあります。エサである皮脂が不足することで美肌菌が減ってしまうと、肌のバリア機能が失われ、肌荒れの原因にもなってしまいます。

 

お肌のテカリを解消するには、まず今までの洗顔方法を見直してみましょう。一日に何回洗顔するべきか、どんな洗顔料を選ぶべきかなど洗い方を見直して、洗い過ぎないように心がけることが大切です。

 

KINS流!オススメの洗顔方法



必要な皮脂と菌を守りながら、不要な汚れだけ落とすのが、KINSの洗顔方法です。

今までの洗顔方法を振り返ってみて、「洗いすぎていたかも?」という方はぜひKINS流のオススメ洗顔方法を参考にして下さい。

 

洗顔料の使用は一日一回に

一日に何度も洗顔している、洗顔料をその都度使っているという方も多いのではないでしょうか?洗顔料の使用はお肌に負担を与えてしまうので、一日一回までにしましょう。

 

また、朝からしっかり洗顔料を使用して洗っているという方も多いですが、それはオススメできません。朝は水で洗うのみで十分です。

 

洗顔の目的は汚れを落とすことです。朝でも夜でも落とさなければならない汚れの種類は一緒ですが、その量が圧倒的に異なります。日中は皮脂も汗も活発に分泌されていることに加えて、外出によって皮膚も汚れやすい環境にあります。

 

しかし、就寝中であれば日中ほどの汗や皮脂の分泌がされておらず、室内であるため、皮膚も汚れにくいといえます。そのため、朝の洗顔は水のみでも十分に汚れを落とすことができます。
 

摩擦を与えず優しく洗う

洗顔の際に、ゴシゴシと強い力でお肌をこするのはNGです。強い力でこするように洗った方が汚れが落ちたような感覚になりますが、摩擦によってお肌や細菌にダメージを与えてしまうことになります。

 

「自分は強い力で洗顔していないから大丈夫」と考えている方もいることでしょう。しかし、そんな方こそ注意が必要です。多くの方が、ゴシゴシと洗顔することがクセになっています。洗顔の際には自分の指先まで注意を向けてみましょう。

 

強さの程度としては、指をお肌に押し付けてしまうのは強過ぎます。お肌に指を滑らせる程度で十分です。


 

ぬるま水で洗う

洗顔のポイントは「ぬるま湯」ではなく「ぬるま水」を使うことです。 一般的に「ぬるいな…」と感じる温度より、さらにちょっとだけ低い温度で洗顔することが重要です。

 

とある論文では、35度くらいのぬるま湯だと、肌の脂が多く落ちてしまい、洗顔後の肌水分量の低下が意外と大きいことが示されていました。 28度くらいの温度ですと、皮脂が落ちづらくなりますので、気持ち少し冷ための温度をぜひお試しください。

 

洗顔における注意点

今まで1日2回洗顔フォームなどを使ってしっかり洗顔していた方が、がらりと洗顔方法を変えたり、洗顔回数を減らすと、かえって肌の調子が悪くなったと感じることがあります。

 

洗顔回数を1日ごとに1日1回または2回にして少しずつ慣らす、皮脂分泌が多いTゾーンだけ1日2回とも洗顔料で洗顔するなど、部位によって洗顔方法を変えてみてください。 

 

また、植物油脂系のオイル(シアバター、馬油など)をたっぷりと使って保湿した後や、皮脂分泌が非常に多いという場合には、水だけの洗顔では汚れや酸化した油が肌に残ってしまい肌トラブルの原因となることもあります。

 

様子を見ながら自分にあった洗顔方法を見つけていくことをおすすめします。


肌タイプに合わせたスキンケア方法を知りたい方はこちら。

あなたに合ったスキンケアの見つけ方
キーワード:スキンケア

 
 

洗顔後に使用するスキンケア選びのポイント



洗顔の見直しでも第一歩としては十分ですが、さらにテカリを防いで健やかなお肌を作るにはスキンケアも重要です。

とくに脂性肌タイプや混合肌タイプなど、皮脂のトラブルに対しては専用のスキンケアアイテムが各メーカーより発売されています。

 

ただ、場合によってお肌の菌にダメージを与えたり、逆に肌荒れの原因になることも。正しい選び方のポイントを確認しておきましょう。

 

エタノール配合に要注意

脂性肌タイプのスキンケアにも種類がありますが、注意したいのがエタノール配合のタイプです。エタノールの性質を利用した皮脂抑制や、引き締め効果を期待して配合していることがあります。

 

エタノールには揮発性や気化熱によってひんやり、スッキリと皮脂を抑える作用がありますが、過度な使用は皮膚の水分や油分を奪って乾燥させてしまいます。

 

製品ラベルを見て先頭の方に書かれている場合には基剤として多く配合されていると考えて良いでしょう。ただし、ラベルの後半に出てくる場合は、成分抽出の際のキャリーオーバー成分ですので配合量としては少なくなります。

 

 

アクネ菌を増やすグリセリン・オレイン酸を避ける

グリセリンとは、古くから保湿剤として使用されてきた成分であり、高い保湿力が特徴的です。お肌にももともと存在する成分で、美肌菌が生み出す成分でもあります。

 

化粧水やゲルなどほとんどのスキンケア用品に含まれているほどポピュラーな成分といえます。

 

しかし、皮脂の分泌が多い脂性肌の方にとってはグリセリンが肌のトラブルを招いている可能性があります。

 

最近では、グリセリンの保湿効果によって毛穴がつまりやすくなり、肌のトラブルを引き起こす原因になっている可能性を指摘されています。さらにニキビの原因菌であるアクネ菌はグリセリンをエサに増えるため、ニキビの炎症や悪化にも繋がるため注意が必要です。

 

脂性肌、ニキビや肌荒れに悩んでいる方は、グリセリンフリーのスキンケア用品を選ぶとよいでしょう。

 

 

オレイン酸配合オイルに注意

高オレイン酸配合のスキンケア用品にも注意が必要です。オレイン酸は肌の皮脂中にある不飽和脂肪酸と同じ成分であるため、肌への親和性も高く馴染みが良いといわれています。乾燥肌の方には最適なスキンケア用品といえます。

 

しかし、皮脂が過剰になっている方にとってはオレイン酸はさらにテカリの原因になるばかりか、アクネ菌を増やすエサにもなってしまうので注意が必要です。

 

オレイン酸は例えばオリーブオイル、椿オイルなどに豊富に含まれています。ほどほどにオレイン酸が含まれているのがアルガンオイル (45%程度)、さらに少ないものとしてはホホバオイルやローズヒップオイル(10%程度)があります。

 

とくに脂性肌やアクネ菌が多めの方、ニキビや肌荒れに悩んでいる方には、オレイン酸が少なめのホホバオイル、またはワセリンを使ったオイルケアがおすすめです。

 

内側からのケアで皮脂分泌を整える方法



お肌のテカりを解消するためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも重要です。スキンケアを正しい方法で実践しつつ、内側からのケアにも目を向けましょう。

 

皮脂分泌を促す高脂質・高糖質を控える


内側からのケアで重要なのは、食生活です。高脂質、高糖質な食事は皮脂の分泌バランスを崩す原因になります。ある論文では血糖値が急上昇するタイミングで皮脂分泌が活発になるということが示されていました。

 

例えば、白米、パン、パスタなどは血糖値が上がりやすいため、なるべく玄米や雑穀パン、全粒粉を使った製品など血糖値を上げにくい低GI食品を選ぶようにしましょう。

 

また、乳製品も皮脂の過剰分泌につながります。乳製品はインスリン様成長因子(IGF)と呼ばれるインスリンによく似た成分を含むため、摂取すると男性ホルモンが活性化します。 その男性ホルモンの作用により皮脂の過剰分泌につながり、ニキビや肌荒れを引き起こす原因にもなります。

 

発酵食品を選ぶならばヨーグルトよりも豆乳ヨーグルト、チーズよりも糠漬けのように、なるべく植物性由来の食品を選んで取り入れてみましょう。

 
 

脂質代謝を促すビタミンB群を効果的に補う



お肌の健康を保つためには、たんぱく質、必須脂肪酸、食物繊維、ビタミンA、B、C、Eなどの栄養素が必要です。とくに、ビタミンB群であるビタミンB2は脂質代謝に、ビタミンB1は糖質代謝の補酵素として働きます。

 

また、ビタミンEも肌や粘膜の健康維持に関わり、抗酸化作用もあるので肌トラブルの予防に欠かせません。

ビタミンB群が多く含まれている豆乳、ビタミンEが豊富に含まれているアーモンドミルク、ナッツ類もおすすめです。

 

なお、ビタミンB群は腸内でビフィズス菌によっても産生されています。体内で効率よくビタミンB群を作るためにも、腸内環境を整えておくと良いでしょう。

 

腸内環境を整える


生理前になるとニキビができる、テカリが気になるという方も多いかと思います。これは生理前にバランスが乱れて、男性ホルモンが相対的に増えている可能性があります。

女性でも男性ホルモンがわずかに分泌されていますが、ホルモンバランスが乱れると男性ホルモンが皮脂腺を刺激して皮脂分泌が促されてしまうのです。

このバランスを整えるためにも、やはり腸内環境が大切です。腸内環境は女性ホルモンの代謝に関わっているため、腸内環境が乱れると女性ホルモンのバランスも乱れやすくなります。

腸内環境の悪化は肌の炎症にもつながるため、日頃から菌ケアを取り入れて腸内環境を整えることを心がけましょう。水溶性食物繊維や発酵食品などを毎日のお食事に意識的に取り入れてみてください。


「腸活」の具体的な方法はこちら。

【腸活のやり方】KINSが教える最もシンプルで簡単な菌ケア法
キーワード:腸活、方法

 
 

十分な睡眠で成長ホルモンの分泌を促す


睡眠不足も肌のトラブルの原因となります。睡眠不足によってお肌のターンオーバー機能が低下してしまい、毛穴トラブルに発展する可能性もあるのです。

 

ターンオーバー機能とは、古い肌細胞が肌表面に押し上げられて、剥がれ落ちることで新しい肌細胞へ生まれ変わる肌サイクルのことを指します。

 

そしてターンオーバー機能を活性化させるには成長ホルモンが必要であり、とくに睡眠中に多く分泌されています。肌の状態を正常に整えるためにも、睡眠を十分に取りましょう。

 

なお、適切な睡眠時間は個人によって異なるため、何時間以上寝れば良いという訳ではありません。しかし、成長ホルモンの分泌を促すためにはぐっすりと熟睡することが重要です。熟睡するためには3つのポイントがあります。

 

 1.寝る前にはスマホをオフ

まずは、電気を消して布団に入り、スマホやテレビを見ないことです。布団に入ってからスマホをダラダラと眺めてしまい、寝落ちしてしまっているという方もいることでしょう。

 

でも、スマホが発する強い光は脳に刺激を与えてしまい、深い睡眠を妨げることになります。布団に入ったら、電気を消してテレビやスマホを眺めながらの寝落ちは控えましょう。

 

2.寝る直前の食事は控える

寝る前に食事を摂らないということも重要です。食事をした直後は、血糖値の上昇に伴って成長ホルモンの分泌量が低下します。

 

食後すぐに寝てしまうと十分な成長ホルモンが分泌されないため、就寝中の肌のターンオーバー機能が低下してしまいます。

 

さらに、食後すぐに寝てしまうと消化にエネルギーを使用してしまうため、深い睡眠の妨げになります。睡眠の4時間前には食事を済ませておきましょう。

 

3.適度な運動を取り入れる

熟睡するためには運動も大切。

人間は体温が下がるタイミングで眠りにつきやすくなるという特徴があります。

 

睡眠時に体温を低下させるためにも日中に運動をしましょう。運動することで体温を上昇させておき、その反動を利用して睡眠時の体温を下げると寝つきがよくなります。

 

なお、運動と腸内環境にも意外な関係があります。ぜひ次の記事もお読みになってみてください。 

「運動」が腸内細菌を育てる
キーワード:運動、腸内環境

 
 

お肌のテカりを解消するには、まずは洗いすぎないことが重要です。今日からまずは洗顔方法を見直してみてくださいね。

 

その上で、お肌の外側からのケアと内側からのケアの両方からのケアで、テカリの気にならない調子の良いお肌を目指していきましょう。

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