菌をきちんと編#073

頭皮の【フケ・かゆみ】根本対策なら「菌」と「皮脂」をケア


洗っても洗っても落ちてくるフケ。止まらないかゆみ。
こうした頭皮悩みを抱えている方は少なくないはずです。

もしかしたら、その問題に「菌」が関わっているかもしれません。
そして、あなたの生活習慣や頭皮ケアが悪化の原因になっている可能性も。

「頭皮のフケ・かゆみを解消したいけど、原因や対処法がわからない...」
「いったい何から手をつければいいの?」
といった悩みを抱えているあなたに向けて、今回の記事では菌ケア視点で頭皮のフケ・かゆみの根本原因と解決策をお伝えします。



 




フケの正体とは?乾性と脂性の2種類が存在する



皆さん、そもそもフケがどういうものか知っていますか?
実は、フケの正体とは頭皮から出る老廃物のこと。肌の古くなった細胞や垢とも言えますね。

ヒトの皮膚にはターンオーバー(新陳代謝)という機能があり、約1か月のサイクルで皮膚が生まれ変わるんです。そしてこれは頭皮も同様。

つまり、ターンオーバーの際に古くなった頭皮の角質などが剥がれ落ちたものがフケです。そのため、健康的な人でもフケは発生します。


そ して、そのフケは以下の2タイプに分類できます。

  • ・乾性フケ:カサカサして白い。乾燥肌に多い傾向。
  • ・脂性フケ:ベトベトして黄色みがかった白。脂性肌に多い傾向。

簡潔に言うと、乾性フケは頭皮の洗い過ぎなどによる乾燥が原因で、逆に脂性フケは洗い残しなどで皮脂が増えたことで起こります

どちらも同じフケですが、形や性質も異なるため、分けて考える必要がありそうです。


フケと頭皮の痒みも繋がっている?


先ほど挙げたフケの問題とセットで考えられることが多いのが、頭皮のかゆみです。
それはフケが出ている=乾燥や皮膚常在菌バランスの乱れなど、痒みにもつながりやすい状態と言えるから。

そのため、頭皮の"フケ"を改善することが結果的に頭皮の"かゆみ"を抑えることにつながることも往々にあります。 また、フケそのものが増えていることで、頭皮への刺激になり痒みや違和感を引き起こすこともあるようです。

もちろん、頭皮の痒みの原因はフケだけに関係しているわけではありません。
紫外線の浴び過ぎや、過度な洗髪による刺激や乾燥、合わないヘアケア用品など、多くの要因が絡み合っています。

フケやかゆみが余りにもひどい場合は、頭皮の疾患である脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の可能性も考えられるので、皮膚科を受診することをおすすめします。




頭皮ニキビや白髪、抜け毛など多くの頭皮トラブルに関わっているのが「菌」たち。

そして今回取り上げた頭皮のフケ・かゆみを引きおこしている元凶たちが、以下の3人です。

  • 〇細菌(アクネ菌、コリネバクテリウム)
  • 〇真菌(マラセチア)
  • 〇皮脂


頭皮に住むアクネ菌とコリネバクテリウムは、皮脂や汚れなどでバランスを崩すと悪さを始めるので要注意
マラセチア真菌は背中ニキビの要因ともされており、頭皮で暴れだすと脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の原因にもなる可能性が。

そしてなんと、菌と真菌の両者には【菌のバランスが崩れる→真菌のバランスも崩れる】という関係性があり、「皮脂」をエサにして増えるという共通点を持っています。

つまり皮脂をエサに増殖して皮膚常在菌のバランスが崩れると、細菌や真菌が頭皮に悪さをしたり、ターンオーバーのリズムに狂いが生じて、フケやかゆみが発生してしまうんです。

そもそも頭皮は他の皮膚に比べて皮脂が多い傾向にあり、細菌や真菌にとっては住みやすい環境。
頭皮の上で起こっている三角関係を理解し、エサである「皮脂」をコントロールして適切なバランスを保つことで、頭皮の炎症を抑えることができると考えられます。


【頭皮の外側ケア】シャンプーの選び方から頭皮ケア法まで徹底解説



ここまで、頭皮のフケやかゆみを引き起こしている元凶が"細菌"や"真菌"であり、そのエサである「皮脂」のバランスをいかに保つかが重要であるとお伝えしました。

「皮脂をコントロールするって、具体的に何をすればいいの?」
「どんなシャンプーを使えば良いのかわからない...」

おそらく、いま皆さんの頭にはこのような疑問が浮かんでいるはず。


ここでは悩みがちなシャンプーの選び方と、頭皮ケアで意識するべきポイントを具体的にご紹介します。


フケやかゆみ対策におすすめ・シャンプーの選び方



毎日欠かさず丁寧にシャンプーしているのに、頭皮のフケやかゆみを繰り返す。
もしかしたら、そんな方はシャンプーが自分の肌にあっていないのかもしれません。

 

菌ケア観点で意識してほしいことは「なるべく肌に負担をかけず、必要最低限の洗浄力で汚れを流す」です。


それらを踏まえたうえで、皆さんがシャンプーを選ぶ際のポイントはこちら。

  • ①強い界面活性剤を避ける
  • ②肌を弱酸性に保つ


実は、界面活性剤は頭皮に必要な「皮脂」まで洗い落としてしまうことが論文でも明らかになっています。(※1)

肌を守る役割をもつ皮脂を失い、頭皮が乾燥して刺激に弱い状態になることで、フケやかゆみが発生するリスクも。

そして界面活性剤のなかでも特に気をつけるべき成分が、
ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、オレフィンスルホン酸Na などの、洗浄力の強いとされる合成界面活性剤です。


陽イオン→陰イオン→両イオン→ノニオンの順番に刺激は弱くなっていくため、商品を選ぶ際にどんな成分が入っているかチェックしてみてください。

 

▼界面活性剤の種類について詳しくはこちら
界面活性剤があなたの肌に及ぼす影響と上手な付き合い方
キーワード:界面活性剤

 

 
また、シャンプー選びにおいてもう一つ重要な要素が「pH」
pHとは酸性やアルカリ性を示す数値で、一般的に健康状態の肌は弱酸性(pH4.1〜5.8)に保たれています。

しかし、「pHが上昇しアルカリ性に傾くと、皮膚バリア機能の低下や炎症を引き起こす」と最近の論文で報告されています。(※2)

頭皮のフケやかゆみが気になる方は、なるべく体のpHと近い弱酸性のシャンプーを選ぶようにしてみましょう。


シャンプーの選び方についてより詳細を知りたい方はこちら

髪・頭皮のケア方法とシャンプーの選び方
キーワード:シャンプー

 

 

 

顔と同じように扱うのが頭皮ケアの理想



ここまでに、おすすめシャンプーの選び方をお伝えしました。

しかし、いくら頭皮に良いシャンプーを使ったとしても、毎日のケア方法が間違っていれば十分な効果は得られません。

「じゃあ何を意識すればいいの?」と疑問に思う方も多いはず。
この答えは「顔と同じように頭皮を扱う」です。

より具体的に言うと、以下の2点に気をつけてください。

  • ①紫外線ケア
  • ②シャワーの設定温度を下げる


実は顔と同様に、頭皮にとっても紫外線は敵。
紫外線の浴び過ぎにより皮脂が酸化して、地肌に刺激を与えてしまう恐れがるんです。

普段外出するときに顔には日焼け止めを塗りますよね。
同じ要領で、頭皮にもスプレータイプの日焼け止めを塗ってあげてください。


また、皆さんはシャワーの設定温度を必要以上に高く設定していませんか?

実は熱いシャワーは頭皮の乾燥を引き起こし、結果的に皮脂の増加を促す可能性があります。

37℃よりも低い温度のシャワーは頭皮の乾燥を防ぐことが明らかになっているので、少しぬるいかな?と感じる程度の温度で洗うことを心掛けましょう。


▼こちらでは頭皮に使いやすいスプレータイプの日焼け止めも紹介しています

【2021年最新版】KINS流おすすめ日焼け止め5選
キーワード:日焼け止め

 

 

【体の内側からアプローチ】頭皮のフケとかゆみを改善する3つの方法



先ほどは頭皮への直接的なケア方法をお伝えしました。

しかし、体内と皮膚には密接な関係があり、皮脂をコントロールするために食生活は重要な要素です。

「具体的にどんなものを食べたらいいの?」
「逆に食べてはいけないNG食事ってある?」

ここでは、体の内側から頭皮の皮脂を整えるために、毎日の食事で意識するポイントをご紹介します。


ビタミンB2・B6を積極的に取る



ビタミンB2・B6は皮脂の分泌量を抑えてくれる栄養素。

加えてビタミンB2には糖質や脂質を代謝する効果があります。
そのため、皮脂の分泌を促しやすい"糖質"や"脂質"を摂取する際には、ビタミンB2も合わせて摂るようにしましょう。

またビタミンB6はタンパク質合成にも機能します。
不足すると、タンパク質の合成に支障が出て、肌のターンオーバー(新陳代謝)がうまくいかなくなるのです。


ビタミンB2・B6が含まれている代表的な食べ物を以下にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ビタミンB2:レバーや牛乳、卵、納豆、海苔、キノコ類など
ビタミンB6:カツオやマグロ、サケなどの魚、バナナ、ゴマ類など

 



食生活で糖と脂を控える



脂質を食べ過ぎると、本来皮脂をコントロールしてくれるビタミンB2・B6が油分の消化に優先的に使われてしまうのです。

そのため、ビタミンの働きが皮脂の調整に向かわず、結果的に皮脂分泌が増えてしまいます。


そして見過ごされがちな栄養素が「糖質」。
皆さんも糖質が「血糖値を高める」ことを一度は聞いたことがあるはず。

実は急な血糖値の上昇が起こると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌されます。

このインスリンが男性ホルモンを活性化させ、結果的に皮脂の分泌を促してしまうのです。


特に気を付けるべきは「白い炭水化物」
血糖値を上げやすい高GI食品と呼ばれるパン、スイーツ、ラーメン、パスタ、白米……

そんな「白い炭水化物」は避けて、なるべく「茶色い炭水化物」を摂取するようにしましょう。

「茶色い炭水化物」の代表は血糖値の上昇が緩やかな、低GI食品である玄米や蕎麦などがあります。


茶色い炭水化物については、他にも詳しくこちらで紹介しています

白い炭水化物と、茶色い炭水化物のおはなし。
キーワード:炭水化物

 

 

習慣的に緑茶・甘酒を飲む



「緑茶と甘酒が頭皮に良いなんて聞いたことがない!」と驚く方も少なくないはず。

実は、一見交わらなそうな2つの飲み物にはある共通点が。
それは「皮脂の分泌量を減らしてくれる」ということです。


緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート」という成分は抗酸化力に優れており、皮脂の分泌量を抑える効果があると報告されています。

実際にある研究では、エピガロカテキンガレートを直接皮膚に塗ることで、皮脂量が27%も減少したと示されています。(※3)


甘酒に関しても、ある論文のなかで行われた実験で

  • ①米麹と酒粕を使用した甘酒を飲むグループ
  • ②甘酒とカロリーなどが同じ飲料のグループ

を比較した結果、甘酒を飲んでいた①グループの方に皮脂量の低下が見られました。(※4)


特に緑茶の飲み方に関しては、「80度以上の熱いお湯で出したものだとエピガロカテキンガレートの抽出量が多くなる」ので、なるべく熱い緑茶を飲むことをおすすめします。

甘酒は特に米麹から作られたものが成分的におすすめ。「飲む点滴」とも呼ばれ、体へ吸収されやすいブドウ糖やオリゴ糖をはじめ、ビタミンB 群やアミノ酸が含まれています。



緑茶とエピガロカテキンガレートについて詳しく知りたい方はこちら

エピガロカテキンガレート(ECGC)を最も効率的に摂る方法
キーワード:緑茶

 

 

体に秘めた菌のチカラで頭皮の悩みを解決しよう



 

今回は頭皮のフケやかゆみに悩む方に向けて、根本原因と具体的な対策法をお伝えしました。

やはり、頭皮トラブルにも「菌」が関わってきており、悪さをする細菌や真菌のエサである「皮脂」をいかにコントロールするかが肝心でした。

しっかりと原因を把握し、自身の生活習慣や頭皮ケアを見直して、適切な対処を継続していくことが頭皮トラブル改善の近道でしょう。

 

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また、頭皮ケアを行うにあたって、全身の器官と繋がっている「腸内環境」もとても重要な要素。
お肌の状態と体の内側も、密接に関わっているためです。

▼腸活の全体像を知りたい方はこちらの記事でチェックしてみてください!

腸活とは?便秘や肌荒れに効果的な5つの方法
キーワード:腸活

 

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参考文献:
・(※1)「Prevention of lipid loss from hair by surface and internal modification」
Sang-Hun Song, Jong Hyun Lim, Seong Kil Son, Julia Choi, Nae-Gyu Kang, Sang-Min Lee

・(※2)「pH in nature, humans and skin」
Ehrhardt Proksch

・(※3)「Epigallocatechin-3-gallate suppresses IGF-I-induced lipogenesis and cytokine expression in SZ95 sebocytes」
Myung Im, Soo Y Kim, Kyung C Sohn, Dae K Choi, Youg Lee, Young J Seo, Chang D Kim, Yul L Hwang, Christos C Zouboulis, Jeung H Lee

・(※4)「Amazake made from sake cake and rice koji suppresses sebum content in differentiated hamster sebocytes and improves skin properties in humans」
Hiroko Maruki-Uchida, Masahiko Sai, Shoichiro Yano, Minoru Morita, Kazuhisa Maeda


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