掲載日 | 2023.07.30
更新日 | 2023.07.30

あなたに合ったスキンケアの見つけ方

掲載日 | 2023.07.30
更新日 | 2023.07.30

あなたは自分に合ったスキンケアを知っていますか?

スキンケアは、お肌を整えるためにとても重要…。

そんなスキンケアもメイクやファッションと同じように、あなたに合った方法を選択することが大切です。

あなたのお肌をきれいに、そして、もっと魅力的に保っていくための方法を一緒に学んでいきましょう。

お肌は人それぞれ

生まれつき身長や目の色、肌の色が異なるように、お肌の質も人それぞれ。

乾燥肌や脂性肌など、肌トラブルも人によって違います。

女性の肌タイプは大きく分けて、乾燥肌・脂性肌・敏感肌・混合肌・普通肌の5つに分類されます。

あなたはどの肌タイプに分類されるのか、わかりますか?

ここでは、それぞれの肌タイプの特徴をご紹介していきます。

どの肌タイプに1番近いのか、考えながら見ていってくださいね。

普通肌

油分と水分のバランスが整ったお肌です。

水分が適量、または少し多めで潤いを保っている普通肌さんは、適度なツヤ感・きめ細かで柔らかいお肌が特徴的。

毛穴が目立つことも少なく、お化粧のノリがいいことも特徴の1つです。

時間がたっても化粧崩れや化粧ヨレが起こらないのも普通肌さんの特権です。

乾燥肌

水分・油分ともに少ない乾燥肌さんは、肌のかさつきが目立ってしまう方も多いでしょう。

肌がダメージを感じやすく、将来的にシミやシワに繋がってしまうという特徴があります。

お肌のきめ細かさはあるものの、乾燥によって表面的に感じにくくなってしまうことも。

乾燥肌は敏感肌にも繋がりやすい肌タイプとなっています。

脂性肌(オイリー肌)

水分・油分ともに多いオイリー肌さんは、特に油分が過剰に含まれることから、皮脂が目立ってしまうお肌に…。

皮脂が毛穴に詰まってしまうことで、毛穴の黒ずみや角質などを引き起こしてしまうことがあります。

また、皮脂分泌が過剰となるので化粧崩れや化粧ヨレが起こりやすく、よくあるテカテカのお肌になってしまうことも…!

潤いや弾力はありますが、キメが粗く、毛穴の開きが気になってしまう肌タイプとなっています。

混合肌(インナードライ肌)

油分が過剰で、水分が少ない混合肌さんは、インナードライタイプとも呼ばれています。

全体的、もしくは部分的に乾燥が目立ち、カサカサとした肌質を見せることが多く、毛穴の開きやキメの粗さなども目立つ肌タイプです。

皮膚が硬く、化粧崩れを起こしやすいのも特徴だと言えるでしょう。

敏感肌

敏感肌は、先ほど紹介した肌タイプと合わせて出てくることのある性質です。

肌が刺激に敏感となっており、皮膚トラブルを起こしやすい肌タイプです。

特に、乾燥肌と一緒に出てくることが多く、スキンケアを意識しなければ肌の質がどんどん悪くなってしまうことも…。

  

このように、お肌にはさまざまなタイプがあり、それぞれに適したスキンケアの方法を取り入れる必要があります。

間違ったスキンケアをすることで、お肌の質が更に悪くなってしまったり、肌トラブルを生じてしまうことも。

まずは、あなたのお肌がどのタイプに分類されるのかを考えてみましょう。

自分の肌タイプを知ることで、正しいスキンケアを取り入れ、美しいお肌を目指したいですね。

共通して大切なことは「酸性」に保つこと

どんな肌タイプの人にも共通して大切なのは、お肌を「酸性」に保つことだと知っていましたか?

実は、健康な人のお肌は弱酸性であることが分かっています。

お肌には無数の菌が常在し、人と共存しているのですが、お肌が酸性に保たれていれば害は生じません。また、肌を酸性に保つ美肌菌が存在しているのです。

ですがお肌が酸性から傾いてしまうことで、日ごろは大人しい菌がお肌のトラブルを生じさせる悪い菌へと変わってしまいます。

お肌の美肌菌が死んでしまうことで殺菌機能も弱まり、肌トラブルに繋がってしまうのです。

つまり、お肌をきれいに保つには「酸性」に傾けることが大切なんです。

お肌を酸性に保つには?

お肌を酸性に保つために特に重要なのが、日ごろ使用しているスキンケア用品です。

特に洗顔料は中性やアルカリ性のものも多く、そういったものを使用することでお肌がアルカリ性に傾いてしまいます。

弱酸性のスキンケア用品を選択することが大切になるんです。

また、ストレスを溜めないこともお肌にとってはとても重要。

ストレスを感じることで皮脂が過剰に分泌したり、敏感肌に繋がります。

そうなると悪い菌が繫殖しやすい環境となってしまい、結果的にお肌のバリア機能が乱れ、お肌を弱酸性に保てなくなってしまうこともあるんです。

乾燥肌の方にオススメのスキンケア

乾燥肌さんにおすすめのスキンケアはこちら。

・洗浄力の強い界面活性剤は避ける

・お肌に刺激のある成分(パラベン系防腐剤)などの入っていないものを選ぶ

・潤い成分をたくさん含んだものを使う

乾燥肌さんは、お肌の水分や油分が少なすぎてしまうため、保湿剤などでそれを補う必要があります。

潤い成分をたくさん含んだスキンケア用品を使用しましょう。

また、洗浄力の強い界面活性剤や防腐剤などの刺激成分が含まれた洗顔料はお肌の菌を殺してしまいダメージを受けやすいお肌にしてしまいます。

弱酸性の洗顔料を使用して、お肌にとって良い菌は残すように心がけるといいですね。

脂性肌の方にオススメのスキンケア

脂性肌さんにオススメのスキンケアはこちら。

・洗いすぎに要注意

・グリセリンが多く含まれた化粧品の使用は避ける

・べたつきの少ないスキンケア用品を使おう

脂性肌さんは、顔のテカリやニキビなどの肌トラブルを起こしやすく、強い界面活性剤で洗顔しがち…。

ですが、脂性肌さんはお肌がアルカリ性に傾きやすくなっているため、酸性に保つことがとても重要なのです。

そのため、強い界面活性剤が含まれていない、優しく洗い上げる弱酸性の洗顔料を選ぶ必要があります。

また、グリセリンが多く含まれた化粧品は脂性肌の人にとっては、ニキビの原因となる可能性も。

一度、今使っている化粧品の成分欄見てみてください。 

混合肌の方にオススメのスキンケア

混合肌さんにオススメのスキンケアはこちら。

・きめ細かな泡の保湿洗顔料を使おう

・保湿ケアはとても大切

・オイリー肌ケアよりも乾燥肌ケアが大切

オイリー肌と乾燥肌が混合している混合肌さんは、オイリー肌のケアに集中してしまう方が多いです。

しかし、本当に大切なのは乾燥肌ケアなんです。

乾燥が進むことで肌がダメージを受けてオイリー肌を進行させてしまうため、オイリーなTゾーンを中心にケアを行っていきましょう。

保湿ケアはもちろん大切ですが、オイリーな部分もさっぱりと優しく洗い上げてケアをしてあげてくださいね。

日々の食事にも気をつけ、内側からのケアも忘れないようにしてみてください。

敏感肌の方にオススメのスキンケア

敏感肌さんにオススメのスキンケアはこちら。

・とにかく刺激成分の少ないものを使おう

・敏感肌用の商品を見極めよう

・潤い補給がとても大切

お肌のトラブルが生じやすい敏感肌さんは、間違ったスキンケア用品を選択してしまうことで、お肌のトラブルに繋がってしまう場合があります。

敏感肌さんは、化粧品やスキンケア用品に含まれる刺激成分に反応しやすいので、とにかく刺激成分の少ない優しいテクスチャのものを選択しましょう。

敏感肌用のスキンケア用品がたくさん販売されているので、口コミや成分を見ながら選択していくといいですよ。

敏感肌さんは乾燥に弱い方が比較的多いので、潤い補給のできるスキンケアをおこなうことも大切です。

あなたに合ったスキンケアを。

お肌を弱酸性に保ち、美肌菌と共存するためにあなたに合ったスキンケアを選択しましょう。

あなたのお肌タイプから、どのようなスキンケアがいいのかを確認してみてくださいね。

正しいスキンケアは健康で美しいお肌をつくる第一歩です。

美肌を手に入れるために、あなたに合ったスキンケアを見つけてみてくださいね。

記事の監修

株式会社KINS代表、菌ケア専門家
下川 穣

岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導などを行う。
医療法人時代の日本最先端の研究者チームとのマイクロバイオーム研究や、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌による根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。2023年8月にシンガポールにて尋常性ざ瘡(ニキビ)に特化したクリニックを開院。

INSTAGRAM : @yutaka411985 ,  @yourkins_official
X : @yutaka_shimo

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