日焼け止めはお肌を紫外線から守ってくれるという重要な役割を担っています。
最近では、夏だけでなくオールシーズンを通して日焼け止めを使用することの必要性や、自宅内でも日焼け止め使うことが大切だと聞くことも増えていますね。
そんな日焼け止めの役割や効果を詳しく理解している方は少ないのではないでしょうか?
日焼け止めはどれでもいいわけではなく、その選択も大切なポイント。
この記事では、日焼け止めの正しい知識や、正しい選び方を一緒に学習していきましょう。
目次
- 紫外線は美肌菌の大敵
- お肌の菌を守るために日焼け止めを
- 紫外線の種類について
- SPF、PAとは?
- KINS流!日焼けめ選びのポイント
紫外線は美肌菌の大敵
私たちのお肌には、お肌を美しく保ってくれる美肌菌が存在しています。
菌と聞くと悪いイメージを持ってしまう方もいるかもしれませんが、美肌菌はお肌にとって必要不可欠な存在なのです。
私たちの皮膚には無数の菌が常在していますが、その菌たちは大きく分類すると善玉菌と悪玉菌に分類されます。そして、表皮ブドウ球菌、通称「美肌菌」は善玉菌として私たちの肌に良い影響を与えてくれるのです。
美肌菌はお肌を酸性に保ち、お肌を守るバリアとして肌トラブルの予防・保湿成分であるグリセリンをつくり出す働きから、美肌を保つ役割を担っているのです。
なぜ紫外線が美肌菌の大敵になってしまうのかというと、紫外線には殺菌作用があることが関係しています。
医療の現場でも紫外線殺菌装置など、紫外線の殺菌作用を利用した技術が使用されているように、紫外線には様々な菌の細胞にダメージを与え、殺菌する効果を持っています。
お肌が紫外線にさらされることで、美肌菌をはじめとしたお肌にとって必要な菌を殺してしまい、お肌にダメージを与えることに繋がってしまうのです。
紫外線がお肌に当たってしまうことで、お肌の老化が進んでしまったり、お肌の弾力やハリを失わせてしまったり悪影響が生じます。
お肌の菌を守るために日焼け止めを
紫外線による殺菌効果を防ぐために効果的なのが、日焼け止めです。
日焼け止めには、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤といった添加物が含まれており、お肌の菌を守ってくれる役割があります。
紫外線吸収剤
紫外線吸収剤は、化学的な仕組みで紫外線エネルギーを吸収し、熱などの他のエネルギーに変換することで、紫外線がお肌に影響を与えるのを防ぐことができます。
一般的にケミカルタイプと呼ばれる日焼け止めが、この紫外線吸収剤を使用しているものです。
無色透明で塗り心地が爽やかだという特徴があります。
注意してほしい点が、紫外線を吸収した後、お肌の上で化学反応が発生するため、お肌に刺激を与えてしまうことです。
敏感肌さんは、この刺激に反応してしまう場合があり、トラブルを発生してしまうことに繋がるので注意しましょう。
紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は物理的な仕組みでお肌を均一にバリアすることで紫外線が肌表面で反射し、散乱させることができます。
お肌が紫外線を浴びないようにバリアをしてくれるので、紫外線による影響を防ぐことが可能です。
一般的にノンケミカルタイプと呼ばれることが多く、細かな粘土質のような素材で作られます。
紫外線の種類について
紫外線には、UV-AとUV-Bがあるのを知っていましたか?
正しい日焼け止めの選び方を理解するために、UV-A、UV-Bについて知っておく必要があります。
それぞれについて簡単に説明していきましょう。
UV-A
UV-Aとは、主にシミの元を作る原因になります。
生活紫外線とも呼ばれており、私たちの身体に届く紫外線の約9割が、このUV-Aだと言われています。
波長が長いことから、雲やガラスをすり抜けてしまうため、曇りの日でも家の中でも紫外線による影響が及んでしまうことも…!
家の中や夏以外でも日焼け止めが必要だと言われているのは、このUV-Aの性質からなのです。
UV-B
UV-Bとは、主に肌を赤くさせる影響があります。
レジャー紫外線と言われることもあり、肌に直接浴びることで炎症を起こし赤みとして現れるものです。
私たちに届く紫外線の1割程度であるUV-Bですが、その力はとても強くお肌の赤みや色素沈着、シミやそばかすなどの原因になることも…。
SPF、PAとは
日焼け止めに記載されている、SPFやPAという文字。
これらの意味をご存知ですか?
実は日焼け止めを選択するために、分かっておきたい大切なポイントなんです。
それぞれの意味を確認していきましょう。
SPF
Sun Protection Factorの略で、主にUV-Bに対して効果のあるものを指します。
SPFには数値が記載されていますが、お肌に日焼け止めを塗ることで塗らなかった場合に比べてどれくらいの効果があるのかという意味を表します。
SPFの数値は2~50、50以上の場合は50+と記載され、数値が大きければ大きいほどUV-Bを防ぐ効果があることがポイントです。
PA
Protection Grade of UVAの略で、主にUV-Aに対して効果のあるものを指します。
PAの数値は、PA+~PA++++までの4段階が存在し、+の量が多ければ多いほどUV-Aを防ぐ効果があります。
KINS流!日焼け止め選びのポイント
ここからは、実際に日焼け止めを選ぶ場合のポイントをKINS流にご紹介します!
日焼け止めを買いに行く前に、ぜひ目を通してみてくださいね。
ポイントその1:SPF30以上の日焼け止めを選ぼう
アメリカの皮膚科学会ではSPF30以上の日焼け止めを使用することを推奨しています。
SPF値が低すぎることで、UV-Bによりお肌の美肌菌を減らしてしまうことがあるため、SPF30以上の日焼け止めを選択しましょう。
また、曇りや家の中でも油断せず日焼け止めを使用することが大切です。
最近では日焼け止めだけでなく、化粧下地に日焼け止め効果があるものも。
あなたに合った日焼け止めを選択するといいでしょう。
ポイントその2:刺激成分の少ないものを選択しよう
日焼け止めの中にも、ものによっては強い防腐剤や合成界面活性剤などの刺激成分が含まれていることがあります。
美肌菌を守るために日焼け止めを塗っているのに、刺激成分のせいで結果的に美肌菌を減らしてしまうこともあります。
日焼け止めを購入する際は、必ず成分を確認しておきましょう。
防腐剤成分としてよく含まれているのは、パラベン、エタノールやアルコール、シリコンなどの成分です。
合成界面活性剤として含まれていることが多いのは、ジメチコン・ポリクオタニウム・ジメチコンポリオール・イソステアリン酸など。
これらの成分を確認しておくといいでしょう。
また、紫外線吸収剤の入っていないノンケミカルタイプはお肌への刺激が少なく、敏感肌さんも使いやすいといわれています。
紫外線吸収剤となる、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、メトキシケイヒ酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル、オクチルトリアゾン、オクトクリレンなどの成分が入っていないものを選択しましょう。
ポイントその3:数値が高ければ良いは間違い
SPFやPAは数値が高いほど紫外線を防ぐ効果がありますが、数値が高い分お肌への刺激が大きくなることも…。
とりあえず数値の高いもの!と選択すると、思わぬ肌トラブルを生じることがあります。
TPOに合わせて使い分けることが重要です。
その時々で使用できるよう、SPFやPAの数値が違うものを購入し常備しておくといいでしょう。
KINSおすすめの日焼け止め
KINSおすすめの日焼け止めをご紹介します。
ヘヴンヴェール|CAMERON&GABRIEL ¥3,520 (税込)
SPF45/PA++++
ノンケミカルタイプで低刺激な日焼け止めです。
合計10種類の無添加を実現し、ウォータープルーフ機能も持ち合わせた優れもの。
使用感がみずみずしく、約85%が美容成分となっているお肌に優しい日焼け止めです。
しっかりと紫外線をバリアするため、美肌菌を守るだけでなく、お肌の美容効果を高めます。
お肌のためにこだわりぬいた最高ランクの日焼け止めとなっています。
ここまで、日焼け止めの基礎知識や、選び方、おすすめの日焼け止めをご紹介しました。
美肌菌を守り、お肌を美しく保つために日焼け止めはとても大切です。
あなたのお肌を美しく守り抜くために、正しく日焼け止めを選択しましょう。
ここでの内容をぜひ日焼け止め選びにいかしてみてくださいね。
美しいお肌を維持していけますように…。