目次
- 深い眠りへとあなたを誘う「乳酸菌」
- 乳酸菌が睡眠の質をあげるのはあるホルモンが関わっていた
- より深い眠りにつくためのコツ
深い眠りへとあなたを誘う「乳酸菌」
「最近なかなか眠りにつけない…」
「朝起きても、疲れがあんまりとれていない。」
なんていう悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。もしかしたらそれは睡眠の質が低いのが原因かも。
睡眠の役割はココロとカラダの休息にあります。
人は寝ている間に記憶の定着やホルモンバランスの調節、身体のメンテナンスなどをおこないます。もし、睡眠が不足してしまえば、肌の調子が悪くなったりイライラしやすくなったりしてしまいます。
そんな健康に過ごすうえで大切な睡眠ですが、なにかと頑張り屋な日本人は世界的にみて睡眠時間が不足しているそう。繰り返しになりますが、睡眠時間の不足はあらゆる不調のもととなってしまいます。
睡眠の質をあげて、日々をもっと楽しく充実して過ごしてみませんか?
意外かもしれませんが、乳酸菌を飲んで腸内フローラを整えることが睡眠の質の向上に繋がることがいくつもの研究によって明らかになっています。
今回は睡眠の質と乳酸菌の関係についてのお話。
私たちの腸内で何が起こって睡眠にまで影響を与えているのかから、睡眠の質を効率よく上げる方法まで解説いたします。
乳酸菌が睡眠の質をあげるのはあるホルモンが関わっていた
腸内環境と睡眠、一見なんら関わりのないこの2つですが、どのように関わってくるのでしょうか?
鍵を握っているのが「メラトニン」と呼ばれるホルモン。
あなたを睡眠へと誘う「眠気」というものはそもそも、このホルモンが分泌されることによって起きます。つまり、メラトニンをたくさん作る、それが睡眠の質を上げるために重要になってくるのです。
しかし、実はこのホルモンの材料となるアミノ酸は私たちの体内で作ることができません。そのため、日々の食事から取り入れなければなりません。
そのアミノ酸というのが「トリプトファン」。必須アミノ酸の一種です。
そして、このトリプトファンの生成に必要不可欠なのが腸内細菌。食事から取り入れられたタンパク質を腸内に住む細菌が分解してくれることによって、トリプトファンは作られます。
そして、豊かな腸内フローラほどメラトニンを作る能力が優れていることが明らかになっています。
つまり、乳酸菌を摂取して腸内フローラを改善することで、それに伴いメラトニンの生成量も増え、睡眠の質が向上するのです。
ちなみにですが、「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンはメラトニンの前段階のもの。つまり、乳酸菌によって豊かな腸内フローラを作るということは、よく眠れるようになるだけではなく、ストレスに強いメンタルを手に入れることにも繋がるんです。
より深い眠りにつくためのコツ
既にお伝えした通り、睡眠の質を上げるたにはメラトニンの生成量をあげることが重要となります。そしてメラトニンを作るために必要な要素が、「乳酸菌」と「タンパク質」。この2つを積極的に摂り入れることによって、高い睡眠の質を得ることにつながります。
それでは、乳酸菌とタンパク質をどのように摂取すれば、より大きな効果を得られるのか。そのコツについて説明していきたいと思います。
1つ目
乳酸菌はヨーグルトや漬物のような発酵食品やサプリから摂取が可能です。乳酸菌を摂取するときのコツは、なるべく多くの種類の乳酸菌を摂取すること。毎日違った発酵食品を食べてみるといいかもしれませんね。
既にご存知の方も多いと思いますが、乳酸菌は腸内フローラを善玉菌優勢に整えてくれるのが特徴。この特徴があることによって、睡眠の質の向上以外にも、便通の適正化や肌荒れの改善など私たちにとって嬉しい効果をたくさんもたらしてくれます。
2つ目
タンパク質は三大栄養素のひとつ。肉や魚、大豆に多く含まれています。ただ、タンパク質が摂取できればなんでも良いという訳ではなく、KINSは魚や大豆からのタンパク質の摂取をオススメしています。
その理由は、肉に比べて魚や大豆は腸内フローラを整える効果をもたらしてくれる成分が豊富に含まれているから。例えば、魚にはオメガ3脂肪酸という外部から取り入れた乳酸菌の定着を促進してくれる成分が豊富に含まれています。
つまり、魚や大豆はメラトニンの材料となるだけではなく、メラトニンが生成されやすい環境を作ってくれるのです。
腸内フローラ以外にも、メラトニンの生成には体内時計が大きく関わってきます。スムーズなメラトニンの生成を促すための生活習慣をいくつかピックアップしてみました。
・普段から規則正しい生活を心がけ、太陽の日差しを浴びるようにする
・入眠前にお風呂に入ることで、体を温めリラックスをする
・眠りにつく30分前はスマホ画面など強い光を発するものを見ないようにする
睡眠の質を上げたい場合は、乳酸菌の摂取と同時にこれらの生活習慣の改善もおこなってみてください。
きっと、あなたをより深い眠りへと連れていってくれるでしょう。