菌をきちんと編#063

おでこニキビの原因とは?効果的な対策は「菌ケア」で



生理前など急に悪化する、おでこのニキビ。

「毎月おでこニキビを繰り返している...」
「前髪で隠してると余計に荒れる...」

このような悩みを抱えている方は大勢います。
原因を理解して適切な対策を取らないと、更なる悪化につながるかも...。

 

そんな、おでこのニキビにも「菌」が深く関わっています。


今回は菌ケアのスペシャリストKINSと一緒に、「菌」の観点から【おでこニキビ】を解決する方法を学んでいきましょう。




おでこニキビを繰り返す原因は「皮脂」と「菌」

 

皆さんはニキビが、どのようなプロセスを経て発現するか理解していますか?

もちろん様々な要因が複雑に絡まりあっているのは知っての通りですが、基本的には「皮脂」と「菌」が深く関わっています。

  • ・アクネ菌
  • ・コリネバクテリウム
  • ・マラセチア真菌


上記に代表されるような細菌または真菌は、【皮脂】をエサにして増殖します。
そしてバランスを崩すと、皮膚上で悪さをするようになりニキビにつながってしまうんです。

そもそも、おでこから鼻にかけてのTゾーンは皮脂分泌が多い場所。
つまり普通に過ごしていても、皮脂によって毛穴が詰まりやすい箇所とも言えます。


そのため菌ケア視点では、菌と皮脂をうまくコントロールしていく」ことが、おでこニキビの改善の鍵になるのです。

 

おでこニキビの治し方5選・皮脂分泌を抑える根本ケア

「色んな化粧品や方法を試したけど、全然治らない...」

おでこニキビを改善するためには、菌のエサである皮脂を増やし過ぎないことが重要。

そんな皮脂の分泌は、実は食事などカラダの内側から大きく影響を受けます。

さらには、KINSが普段から大切とお伝えしている「腸内環境」も、肌トラブルには密接に関わっているのです。

つまり、おでこニキビには体の内側からケアするのが最も効果的。
食事や生活リズムを見直し、理想的なつるすべ肌を手に入れましょう。


「インナーケアって大変そう」

 

そう思った方も、ご安心を。

菌ケアの専門家KINSが、ニキビケアでまず意識したいポイント5つをシンプルにまとめました。

 

1.糖と脂を制限する

「脂質の過剰な摂取によってオイリー肌になってしまう」というのは、皆さんでもなんとなくイメージがわきやすいですよね。

ニキビ肌なので脂っぽい料理は控えている、という方も多いかもしれません。

 

しかしニキビの原因として、軽視されがちなのが糖質

まず、糖質が「血糖値を高める」ことをご存じの方は多いのでは?



実はその血糖値の急な上昇」が起こると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌されます。

このインスリンが男性ホルモンを活性化させ、結果的に皮脂分泌を促進してしまうんです。

 

そのためオイリーでニキビが気になる方は、絶対意識してほしいのが糖質。



特に避けるべきなのは「白い炭水化物」です。

血糖値を急に上げてしまうパン、ラーメン、パスタ、白米……

もちろん白砂糖も血糖値を上げやすいため、スイーツは注意が必要。

そんな「白い炭水化物」の代わりに、なるべく「茶色い炭水化物」を選ぶようにしましょう。

「茶色い炭水化物」の代表格である玄米や蕎麦は、血糖値の上昇が比較的緩やか。

急なインスリン分泌につながりにくいと考えられているのです。

 

甘いものでも、白砂糖でなくハチミツやメープルシロップなどのほうが血糖値の上昇が緩やかでおすすめ。



茶色い炭水化物については、他にも詳しくこちらで紹介しています
白い炭水化物と、茶色い炭水化物のおはなし。



2.乳製品を控える


体に良いイメージもある牛乳やヨーグルト。


実はこれらの乳製品には「アンドロゲン」という男性ホルモンが含まれています。

乳製品を摂りすぎによってアンドロゲンが増えてしまうと、ホルモンバランスが乱れる原因にも。

皮脂分泌にも関わっている女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが乱れることで、皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまうと考えられるのです。

 

牛乳や生クリーム、バター、チーズが好き…という方でニキビが気になるなら要注意。


繰り返すおでこニキビが気になる方は、乳製品を摂りすぎていないかも気にしてみてくださいね。

 

ヨーグルトやミルクも、最近は植物性のものが増えています! 

 

 豆乳ヨーグルトやオーツミルクなど、ぜひ乳製品の代わりに取り入れてみてくださいね。

 

 

3.緑茶or甘酒を飲む

皮脂の分泌量を抑えるために画期的な飲み物。
それが「緑茶」と「甘茶」です。

あまり知られていない効能かもしれませんが、実際に論文でもその効果が証明されています。


緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート」という成分は抗酸化力に優れており、皮脂の分泌量を抑えてくれる効果があるんです。

エピガロカテキンガレートを直接皮膚に塗ることで、皮脂量が27%も減少したと報告している研究もあるくらい。少し衝撃的ですよね。(※1)

特に緑茶は80度以上の熱いお湯で飲んだ方が、エピガロカテキンガレートの抽出量が多くなるのでおすすめ。

 

甘酒に関してもある研究の実験により、

①米麹と酒粕を使用した甘酒を飲むグループ

②甘酒とカロリーなどが同じ飲料のグループ

を比べた結果、甘酒を飲んでいたグループにのみ皮脂量の低下が見られたそうです。(※2)


甘酒に関しては米麹から作られたものが成分的におすすめなので、ぜひ取り入れてみてください。

 

緑茶とカテキンのチカラについてはこちら
日々一杯の緑茶で体調を整える方法


 

4.ビタミンB2・B6を摂取する


実は、ビタミンB2・B6の両方とも皮脂の分泌量を抑えてくれる栄養素だったんです。

加えてビタミンB2には糖質や脂質を代謝する効果もアリ。
そのため、皮脂の分泌を促すような糖質や脂質を摂取する際には、ビタミンB2も合わせて摂るようにするのが良いでしょう。

ビタミンB2・B6が含まれている代表的な食べ物を以下に掲載しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【ビタミンB2】
レバーや卵、納豆、海苔、わかめ、アーモンドなど


【ビタミンB6】
カツオやマグロ、サケなどの魚、バナナなど



 

6.休息とストレスケアを取り入れる


腸内環境を悪化させる要因の1つがストレス。

ストレスは腸のバリア機能を低下させ、リーキーガット症候群(=腸漏れ)などのトラブルを引き起こす可能性も。

腸内環境が乱れると毒素排出が正常にできなくなり、結果的にニキビの原因にもなります。

そんなリラックス効果がある「GABA」や「セロトニン」などの神経伝達物質は、大半が腸で作られているんです。

そのため、ストレスと腸内環境は相互的に作用しあっているといえますね。

 

おでこニキビのケアのためにもストレスケアを意識することで、

腸内環境が整う⇒肌トラブルも起きにくくなる⇒腸内環境が整うとさらにリラックスしやすくなる

といった好循環が期待できます。



具体的な方法としては以下の2つがおすすめ。

  • ・日中の運動(ヨガやストレッチ、ウォーキング等)
  • ・森林浴



森林から発せられる「フィトンチッド」や「マイナスイオン」にはリラックス効果が。

ある調査によると、森林を歩いた人は都市を歩いた人に比べて副交感神経が有意に高まっていたと報告されているんです。(※3)

腸の蠕動(ぜんどう)運動は副交感神経が支配していると言われているので、副交感神経が優位な状態は腸内環境にとって望ましいと言えます。

 

さらにセロトニンが分泌しやすいとされる日中の太陽下に運動することで、日光浴と森林浴、2つの相乗効果を期待できます。


運動と菌の関係についての理解を深めた方はこちら
「運動」が腸内細菌を育てる



 

おでこニキビ対策で注意すべきこと


ニキビ対策でのスキンケアで陥りがちな罠...
それが「やり過ぎる」こと。

オイリー肌予防に良かれと思って、W洗顔や朝晩の洗顔を繰り返していませんか?

そうだとしたら今すぐ見直すことをおすすめします。

過度な洗顔や化粧品の使用は、美肌菌とも称される表皮ブドウ球菌を殺してしまったり、皮脂を奪いすぎて逆に乾燥させてしまう可能性が。

それは市販の化粧品や洗剤に含まれる、色々な「界面活性剤」「防腐剤」といった成分が原因です。

本来、皮脂の機能は肌のバリア機能を維持すること。
そのため必要以上に皮脂を取り除くと逆効果になってしまいます。

皮脂を奪われすぎて乾燥した肌は、潤いを取り戻そうとより皮脂分泌を促してしまうことも。


洗顔に関しては、少しぬるすぎ?と感じるくらいのぬるま水」で、肌に「優しい洗顔料」「夜のみ」使用することを意識しましょう。

またスキンケアやメイクアップに使用する化粧品も、極力「シンプル」を意識して選んでみてください。



おでこニキビ改善は洗顔から!洗顔料の選び方

 

肌に優しい洗顔料を使うべきとはわかったけど、

「具体的にどんな洗顔料がおすすめなの?」

という疑問が浮かんでいる人も多いのではないでしょうか。



結論、菌ケア的に洗顔料を選ぶ際に、意識してほしいことは以下の2つです。

  • ①強い界面活性剤/防腐剤を避ける
  • ②pHが弱酸性のものを選ぶ


まず洗浄力の強い界面活性剤や防腐剤を含んだ洗顔料は、肌の皮脂を必要以上に奪ってしまいます。(※4)

また洗顔料選びおいて、もう1つ重要なのが「pH」

pHとは酸性やアルカリ性を示す数値のことで、一般的に私たちのお肌が健康な状態であれば、弱酸性(pH4.1〜5.8)に保たれているそう。

しかし最近の研究では、pHが上昇しアルカリ性に傾くと、皮膚バリア機能の低下や炎症を引き起こすことが明らかになっています。(※5)

 

もちろんスキンケアアイテムには相性もありますが、菌ケア的にはこの2つのポイントを押さえて洗顔料を選んでみるのもオススメです。

 

皮脂を奪いすぎない洗顔法は「ぬるま水」

実は菌ケアの観点では、洗顔で良い菌が流れてしまうのを防ぐため「洗いすぎ」にも注意したほうがよいと考えています。

洗顔のしすぎは「美肌菌」と呼ばれる良い菌を流してしまうだけでなく、皮脂を奪いすぎて乾燥させてしまうことにも。

乾燥した肌は潤いを補おうと、余計に皮脂を分泌してしまい結果オイリーに…ということもありえるのです。

 

KINSでは

 

  • ・1日2回以上の過剰な洗顔
  • ・ダブル洗顔

 

はおすすめしていません。

1日に2回以上の洗顔石鹸を使用した洗顔は、皮膚に住む菌を過剰に洗い流してしまうのです。
ぜひ洗顔石鹸などを使った洗顔は夜1回のみ、朝は水だけの洗顔に変えてみてください。

ポイントは「ぬるま湯」ではなく「ぬるま水」を使うこと。

一般的に「ぬるいな…」と感じる温度より、さらにちょっとだけ低い温度で洗顔することが重要です。

と言うのも、35度くらいのぬるま湯だと、肌の脂がかなり落ちてしまい洗顔後の肌水分量の低下が意外と大きいことを示す論文もあるのです。(※6)

大体28度くらいの温度だと、途端に皮脂が落ちづらくなるとわかっています。洗顔は、いつもよりちょっと冷た目の温度を試してみてくださいね。

 

【おでこニキビ対策】も菌ケアで

ここまでおでこニキビが生まれる原因を明らかにし、菌ケア観点での効果的な対処法をお伝えしてきました。

肌に住む細菌と真菌、 そのエサとなる「皮脂」をいかにコントロールするかが、おでこニキビをなくすポイントでしたよね。

そしてホルモンバランスなどが崩れると、皮脂の分泌に支障をきたすこともわかっています。

腸は様々なホルモン分泌とも関わっている重要な器官

KINSでいつもお伝えしている、食事などの菌ケアで体の内側から意識していくことがとても重要になってくるんです。

 

KINSサプリの定期販売サービス「KINS BOX」では、肌の常在菌バランスをチェックできる「スキンテスト」もついてきます。

自分の菌バランスを知ることで、スキンケアに活かすことができますよ。
さらにコンシェルジュが食事の見直しなども日々サポートします。

KINS BOXはこちら

本格的にニキビケアを考えている方は、KINSコンシェルジュと一緒にインナーケアを頑張ってみるのもおすすめです。

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あなたに最適なニキビケアのアドバイスをさせていただきますよ。

 

 

参考文献:

・(※1)「Epigallocatechin-3-gallate suppresses IGF-I-induced lipogenesis and cytokine expression in SZ95 sebocytes」 Myung Im, Soo Y Kim, Kyung C Sohn, Dae K Choi, Youg Lee, Young J Seo, Chang D Kim, Yul L Hwang, Christos C Zouboulis, Jeung H Lee

・(※2)「Amazake made from sake cake and rice koji suppresses sebum content in differentiated hamster sebocytes and improves skin properties in humans」 Hiroko Maruki-Uchida, Masahiko Sai, Shoichiro Yano, Minoru Morita, Kazuhisa Maeda

・(※3)「Effect of forest bathing (shinrin-yoku) on human health: A review of the literature」 Qing Li

・(※4)「Prevention of lipid loss from hair by surface and internal modification」 Sang-Hun Song, Jong Hyun Lim, Seong Kil Son, Julia Choi, Nae-Gyu Kang, Sang-Min Lee

・(※5)「pH in nature, humans and skin」

・(※6)  「Cleansing-induced changes in skin measured by in vivo confocal raman spectroscopy」

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