菌をきちんと編#059

頭皮ニキビの原因は菌?根本解決に導くシンプルな方法



何度も繰り返す頭皮ニキビ。


クシで髪をといているとき、ドライヤーで髪を乾かしているときなどに、痛みを感じて頭皮ニキビに気づくこともありますよね。

「ちゃんと毎日シャンプーで洗ってるのに...」
「どんな対策をすればつるすべ頭皮になれるの?」

このような悩みを持つ方は大勢います。

今回は菌ケアの専門家KINSと一緒に、頭皮ニキビの原因と対策法を学んでいきましょう。



頭皮ニキビの原因は「皮脂」と「菌」だった

ニキビに「アクネ菌」のような原因菌があるのを、ご存知の方は多いでしょう。

実は頭皮ニキビも同様で、「菌」が関わっているんです。

でも頭皮ニキビの原因菌は、顔とは少し異なることも。

 

頭皮ニキビに関わる登場人物はこちらです。

 

  • ・菌(アクネ菌、コリネバクテリウム)
  • ・真菌(マラセチア)
  • ・皮脂



この3者が複雑に絡み合って、頭皮ニキビは発症していることが多いのです。


細菌である「アクネ菌」と「コリネバクテリウム」は皮脂をエサにして増殖し、バランスを崩すと頭皮で悪さを始めます。

また背中ニキビでもお馴染みの「マラセチア真菌」。

頭皮の疾患(かゆみやふけ)を引き起こす元凶でもあり、こちらも皮脂を食べて増えてしまう菌。

そして何と言っても重要になるのが、そんな悪玉菌のエサとなる「皮脂」ですね。

 

特に頭皮は皮脂の分泌量が多く、それにより毛穴が詰まってニキビが起こりやすくなっています。

そのため、細菌と真菌という2種類の菌と皮脂をうまくコントロールしていくことが、頭皮ニキビの改善に求められていると言えるでしょう。


頭皮や髪に悩みを持っている方はこちらの記事もおすすめ
頭皮のニオイ・ベタつきは菌ケア的に解決する


頭皮ニキビにおすすめ・シャンプーの選び方

毎日シャンプーしているのに、頭皮ニキビを繰り返している。

もしかしたらそんな方は、シャンプー選びが合っていないのかも?

 

そんな方に菌ケア観点で意識してほしい、シャンプーを選ぶ際のポイントはこちら。

  • ①強い界面活性剤をなるべく避ける
  • ②肌を弱酸性に保つ


実は、界面活性剤は頭皮に必要な「皮脂」まで洗い落としてしまうことが論文で示されているんです。(※1)

そのため頭皮の皮脂分泌が多いのは、シャンプーで皮脂を取り除きすぎていることが原因な可能性も



そして特に気をつけるべき成分が、
ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、オレフィンスルホン酸Na などのような洗浄力の強い合成界面活性剤です。

陽イオン→陰イオン→両イオン→ノニオンの順番に弱くなっていくため、購入する際はどんな成分が入っているかチェックしてみてください。



また、シャンプー・トリートメント選びにおいてもう一つ重要なのが「pH」

pHとは酸性やアルカリ性を示す数値で、一般的に私たちのお肌が健康な状態であれば、弱酸性(pH4.1〜5.8)に保たれています。

しかし最近の研究では、pHが上昇しアルカリ性に傾くと、皮膚バリア機能の低下や炎症を引き起こすと報告されています。(※2)

またマラセチアはpH5.5の時と比較して、pHが6.5になると多くのアレルギー物質を作り出してしまうということも。

頭皮ニキビの気になる方は、なるべく体のpHと近い弱酸性のシャンプーを選ぶようにしてみましょう。


シャンプーの選び方についてより詳細を知りたい方はこちらの記事
髪・頭皮のケア方法とシャンプーの選び方



頭皮ニキビを解決・つるすべ頭皮になる5つの方法


「色んな方法やアイテムを試したけど、全然治らない...」

しつこい頭皮ニキビで悩んでいる、あなたに試していただきたいことがあります。

ここでは頭皮ニキビを予防・改善するために、今すぐ始めるべき効果的な方法を5つご紹介します。

繰り返す頭皮ニキビには、まずはインナーケアが大切。

食生活や生活リズムを見直し、理想的なつるすべ頭皮を手に入れましょう。


1.糖と脂を抑えた食生活を送る


脂質を食べ過ぎると、皮脂の分泌が過剰になることは皆さんもなんとなく想像できるのではないでしょうか。

しかし見過ごされがちな問題は「糖質」。


糖質が血糖値を高めることは何となくご存じの方も多いはず。

実は血糖値が急に上昇すると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌されます。

このインスリンが結果的に男性ホルモンを活性化させ、皮脂の分泌を促してしまうんです。

特に気を付けるべきは「白い炭水化物」

血糖値を上げやすいパン、ラーメン、パスタ、白米……

そんな「白い炭水化物」は避けて、なるべく「茶色い炭水化物」で代用するようにしましょう。

「茶色い炭水化物」の代表は血糖値の上昇が緩やかな、玄米や蕎麦。


茶色い炭水化物については、他にも詳しくこちらで紹介しています
白い炭水化物と、茶色い炭水化物のおはなし。


2.緑茶/甘酒を習慣的に飲む


「え?緑茶と甘酒?」と驚かれた方も少なくないかもしれません。

実は2つの飲料にはある共通点があるんです。
それが「皮脂の分泌量を減らしてくれる」ということ。


緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート」は抗酸化力に優れており、皮脂の分泌量を抑える効果があるとされています。

実際に、エピガロカテキンガレートを直接皮膚に塗ることで、皮脂量が27%も減少したと報告している研究もあるんです。(※3)

甘酒に関しても論文の実験により、

①米麹と酒粕を使用した甘酒を飲むグループ

②甘酒とカロリーなどが同じ飲料のグループ

を比較した結果、甘酒を飲んでいたグループの方に皮脂量の低下が見られました。(※4)



特に緑茶は80度以上の熱いお湯で出したものだと、エピガロカテキンガレートの抽出量が多くなるのでおすすめ

甘酒に関しては米麹から作られたものが成分的におすすめなので、ぜひ試してみてください。


緑茶とカテキンのチカラについてはこちら

日々一杯の緑茶で体調を整える方法

 

 

3.ビタミンB2・B6を取り入れる


ビタミンB2・B6は皮脂の分泌量を抑えてくれる栄養素です。

加えてビタミンB2には糖質や脂質を代謝する効果があります。
そのため、皮脂の分泌を促す糖質や脂質を摂取する際には、ビタミンB2も合わせて摂るようにしましょう。

ビタミンが含まれている代表的な食べ物は、以下を参考にしてみてください。

ビタミンB2:レバーや牛乳、卵、納豆など
ビタミンB6:カツオやマグロ、サケなどの魚、バナナ

 

4.顔と同じように頭皮をケアする


前章でおすすめシャンプーの選び方もご紹介させていただきました。

しかし、いくら頭皮に良いシャンプーを選んだとしても、日ごろのケア方法が雑になっていれば効果は半減してしまいます。

「じゃあ何に気をつければいいの?」と疑問に思う方も多いはず。
この答えは「顔と同じように頭皮を扱う」です。

具体的には以下の2点に気をつけましょう。

  • ①紫外線ケア
  • ②シャワーの設定温度を下げる


普段外出されるときに顔に日焼け止めを塗りますよね?

あの要領で、頭皮にもスプレータイプの日焼け止めを塗ってあげてください。


また、皆さんはシャワーの設定温度を高く設定していませんか?

実は熱いシャワーは頭皮の乾燥を引き起こしてしまい、結果的に皮脂の増加につながってしまいます。

37℃よりも低い温度のシャワーは頭皮の乾燥を防ぐことがわかっているので、なるべく低い温度で洗うことをおすすめします。


菌ケア観点での日焼け止めの選び方はこちら

お肌を守ってくれる日焼け止めの選び方

 

5.休息とストレスケアを心掛ける


ストレスは腸内環境を悪化させる要因の一つ。


また腸のバリア機能を低下させ、リーキーガット症候群(=腸漏れ)などのトラブルを引き起こすとも考えられています。

 

腸内環境が乱れると毒素排出がうまくいかなくなり、結果的にニキビの原因になる可能性も。

そんなストレスの耐性を強くするとされる「GABA」や「セロトニン」などの神経伝達物質は、大半が腸で作られているんです。

そのため、腸の働きを活性化させることでストレスから解放され、頭皮ニキビの改善にもつながると考えられます。

具体的には

  • 日中の運動(ヨガやストレッチ、ウォーキング等)
  • 森林浴

などがおすすめ。

運動に関しては、セロトニンが分泌しやすいとされる日中の太陽下に実践するのが効果的。


また森林から発せられる「フィトンチッド」や「マイナスイオン」にはリラックス効果があります。

ある調査によると、森林を歩いた人は都市を歩いた人に比べて副交感神経が2倍高まっていると明らかになっているんです。(※5)

腸の蠕動(ぜんどう)運動は副交感神経が支配しているとされているので、副交感神経が優位な状態は腸内環境にとって好ましいと言えます。


運動と菌の関係についての理解を深めた方はこちら
「運動」が腸内細菌を育てる


頭皮ニキビの解決は菌のチカラで内側から


ここまで頭皮ニキビが起こる原因を明らかにし、今すぐ始めるべき対処法をご紹介してきました。

頭皮に住んで悪さをする菌と真菌、そのエサとなる「皮脂」をいかにコントロールするかが頭皮ニキビを治すポイントといえますね。

そしてホルモンバランスなども、悪化することで皮脂のバランスを崩すことがわかっています。
そして腸内環境は、様々なホルモンの分泌とも関わっているんです。

そのためKINSでいつもお伝えしている、腸内環境を意識した菌ケアがとても重要なんですね。

 

まずは日頃の食事を見直して、菌ケアに優しい生活バランスを意識してみて。

そして菌ケアのサポートには、手軽なサプリを取り入れるのもおすすめです。


KINSではサプリの定期販売サービス「KINS BOX」をご用意しております。
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参考文献:
・(※1)「Prevention of lipid loss from hair by surface and internal modification」
Sang-Hun Song, Jong Hyun Lim, Seong Kil Son, Julia Choi, Nae-Gyu Kang, Sang-Min Lee

・(※2)「pH in nature, humans and skin」
Ehrhardt Proksch

・(※3)「Epigallocatechin-3-gallate suppresses IGF-I-induced lipogenesis and cytokine expression in SZ95 sebocytes」
Myung Im, Soo Y Kim, Kyung C Sohn, Dae K Choi, Youg Lee, Young J Seo, Chang D Kim, Yul L Hwang, Christos C Zouboulis, Jeung H Lee

・(※4)「Amazake made from sake cake and rice koji suppresses sebum content in differentiated hamster sebocytes and improves skin properties in humans」
Hiroko Maruki-Uchida, Masahiko Sai, Shoichiro Yano, Minoru Morita, Kazuhisa Maeda

・(※5)「Effect of forest bathing (shinrin-yoku) on human health: A review of the literature」
Qing Li

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