菌のホント編#023

ブラウディとは何者?お腹の悩みを支える酵母菌のチカラ



日常生活でほどんど聞く場面はないであろう【酵母菌ブラウディ】は、近年盛んに研究されている菌のひとつです。

「どういった経緯で見つかったのか?」「どんな特性があるのか?」「どこに住んでいるのか?」

普段は知りえない酵母菌ブラウディにまつわる疑問を集約。

この記事では、酵母菌ブラウディの生まれた背景から特性、そして関連するお悩みまでお伝えします。



酵母菌ブラウディとは腸活のサポート役


近年注目されている「プロバイオティクス」は、体にとって良い働きをしてくれる「菌」の総称。

実は酵母菌ブラウディもこのプロバイオティクスのひとつなんです。
他にも有名どころで言うと、乳酸菌やビフィズス菌などが挙げられます。


腸活の基本は、「菌を入れる」「菌を育てる」「菌の邪魔をしない」を徹底すること。

プロバイオティクスを摂るのは「菌を入れる」に該当し、発酵食品やサプリが主な摂取方法になります。

人体に害を及ぼす悪玉菌の働きを抑えるためにも、腸内環境を整える善玉菌(=プロバイオティクス)を増やすことはとても重要です。


腸活についてもっと詳しく知りたい方はこちら
腸活とは?便秘や肌荒れに効果的な5つの方法」


ブラウディは真菌?知られざる細菌との違い



ヒトの体内に【約100兆個】あると言われている菌。

一般的に菌は「細菌」のことを指しており、乳酸菌やビフィズス菌などが代表的です。

しかし忘れがちなのが今回ご紹介する「真菌」で、カビや酵母とも言い換えられます。

足トラブルの原因ともいえる「水虫」や、頭皮や肌で悪さをする「マラセチア」も真菌の一種です。


この例だけを見ると、真菌=悪者というイメージを抱くかもしれませんが、そんなことはありません。

私たちの体に良い影響をもたらしてくれる真菌も存在しており、実はブラウディもこの「良い真菌」に該当します。


また細菌と真菌はお互いに影響しあっていることから、両者のバランスを整えることも重要な要素のひとつです。


ブラウディはフルーツ由来の酵母菌



ブラウディは胃酸で死滅しないフルーツ由来のプロバイオティクス酵母で、腸管に定着しやすい特性を持っています。

1920年にフランスの微生物学者Boulard博士によってインドシナ半島で発見されました。

以下は発見当時のストーリーです。
__________________________________
Boulard博士がコレラ大発生の時期に、インドシナで酵母の新種を調査中のこと。

当時、あるお茶を飲んでいる住民だけコレラに感染しない事に気づいたそう。

そのお茶がトロピカルフルーツ(ライチとマンゴスチン)の皮から作られている事に着目した彼は、下痢に関連がある成分(酵母)の抽出に成功したのです。

その酵母は後に、Boulard博士によってSaccharomyces boulardii(=通称ブラウディ)と名付けられたのでした。(※4)



酵母菌ブラウディは「腸活の味方」



ここまでブラウディの特性や成り立ちを説明してきましたが、
皆さんが気になっているのは「抱えている悩みとどんな関係あるの?」に対しての回答だと思います。

プロバイオティクス酵母として注目されているブラウディ。もちろん体の悩みとも関わっているとされています。


その代表格が、腸内環境が原因で恐ろしい症状をいくつも引き起こす「リーキーガット症候群」です。

日本語で「腸漏れ」とも訳されるリーキーガット症候群は、その名の通り腸から菌や有害物質が漏れだす危険な状態。

これが原因で肌荒れや便秘など、全身の不調を引き起こしてしまうリスクがあるんです。

リーキーガット症候群は腸内環境が深く関わっている症状。

酵母菌ブラウディはプロバイオティクスのひとつとして、腸内環境との関係に関する研究が世界的に進んでいます。

 

リーキーガット症候群を改善させる生活習慣についてはこちら
→「リーキーガット症候群を改善させる生活習慣、悪化させる生活習慣について

 

腸漏れを改善するために今すぐやめるべき習慣5選



前章でリーキーガット症候群の恐ろしさをご理解いただけたと思います。

しかし、どういった原因で腸から菌や有害物質が漏れだすなんてことが起こるんでしょうか?

意外にも、日常生活で行っているあの習慣が知らず知らずのうちに腸を傷つけていたんです。


ここでは腸漏れを未然に防ぐために、今すぐやめるべき習慣を5つ紹介します。


小麦製品



「え?小麦?」
そう驚かれた方も少なくないはず。

実は、小麦に含まれている「グルテン」というたんぱく質が腸壁を傷つけてしまうことが論文によって明らかになってきています。

パンやうどん、ラーメンなど普段好んで食べているものに使われている小麦が腸に悪影響を与えているなんて...

そう悲観的になっている方に朗報です。

確かにグルテンは腸に悪さをしますが、小麦には腸内細菌のエサとなる「食物繊維」も豊富に含まれています。


そのため、完全に小麦を食生活から抜くことで、逆に栄養バランスが崩れてしまうことも。

 

栄養バランスを崩さないためにも取り入れたいのが、「玄米」のような小麦以外の炭水化物。

玄米には白米の6倍もの食物繊維が含まれていて、グルテンフリーを実践しつつ食物繊維もしっかり摂れる優秀な食材です。

 

玄米と白米、パンなどの違いはこちらでも詳しく紹介しています

白い炭水化物と、茶色い炭水化物のおはなし。

 


まずは2週間など期間を決めたうえで、小麦を摂らないグルテンフリーを試して、体調の変化に意識を向けてみてください。


グルテンフリーの具体論を知りたい方はこちらの記事がおすすめ
今日からグルテンフリーダイエットを始めるための3つの準備と、成功に導く優秀アイテム5選


西洋風の食事



ここでいう西洋系の食事とは、ヨーロッパ料理ではなくアメリカンなもの。

例でいうとハンバーガーやピザ、肉などの高脂質な料理です。

これらの特徴は圧倒的に水溶性食物繊維が不足しているということ。

それゆえに、西洋食ばかり食べていると腸内細菌のエサが足りないという状況になってしまいます。

そうすると、なんと菌が腸の防御に必要なムチンを食べ始めてしまい、結果的に腸管粘膜の損傷を招いてしまうのです。


KINSおすすめの食事は「日本食」「地中海料理」
それぞれ菌の栄養源となる成分が豊富に含まれているのが特徴ですね。

 

どちらも悪玉菌のエサになりやすい脂肪、砂糖、赤身肉などが少なく、たっぷりの野菜や海藻で水溶性食物繊維を摂れるのがポイントです。

特に日本食ではお魚も多いのでオメガ3脂肪酸や、納豆や漬物などの発酵食品がたっぷりなのも菌ケア的にぴったりです。


水溶性食物繊維について詳しく知りたい方はこちら
「菌にもっと力を与える、食物繊維のはなし」



果糖の過剰摂取



果糖と聞くとフルーツ?と思う浮かぶ方も多いはず。

しかし、ここでいう果糖とは「果糖ぶどう糖液糖」という成分のこと。
清涼飲料水やタレなどに多く含まれている、でんぷんで作られた液状の糖類です。

こちらの成分は保存料としても機能するため幅広い食品に使用されているわけですが、腸漏れだけでなく老化の原因である糖化やメタボリックシンドロームとの関連性も指摘され、様々な研究がされています。(※3)

飲料や調味料を購入する際には、一度成分表を確認してみてください。


飲酒



慢性的なアルコールの摂取も、腸内バリアの損傷を起こして腸漏れにつながるとされています。(※1)

またアルコールには殺菌作用があるため、腸内細菌を無作為に減らしてしまうリスクもあるんです。

しかし日常的にお酒を嗜んでいる方も多いはず。

まずは適度に休肝日を設けて、アルコールとうまく付き合っていく道を模索していきましょう。


ストレスを溜める



「え?ストレスも腸の不調と関係あるの?」

そうなんです。実はストレスの腸内細菌への影響を調査した研究では、被験者に4日間も過酷なクロスカントリースキーを実施させました。(※2)

実験の結果、予想通り被験者の腸は炎症を広げ、腸漏れを引き起こしていたんです。

ストレス社会ともいえる現代。
生きていくだけで何かしらの苦悩を抱えている人々。

そんな時代だからこそ、森林浴やアロマ、マッサージやサウナなど自分なりのストレスケア方法を見つけてみてください

 

菌と悩みの関係を理解して腸活を始めよう



「ブラウディ」をテーマに、菌そのものの特性や、関連する悩みである「リーキーガット症候群」の具体的な予防法をお伝えしました。

やはり単に実践法のみを黙々とこなすのではなく、その背景にある菌と悩みとの関係性を理解することで、モチベーションも効果も格段に高められるはず。

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KINSサプリには、22種類の乳酸菌に加えて今回ご紹介した酵母菌ブラウディも配合されています。

気になる方はぜひこちらの商品ページをチェックしてみてくださいね。
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参考文献:
・(※1)「The interaction between smoking, alcohol and the gut microbiome

Gabriele Capurso, Edith Lahner

・(※2)
Changes in intestinal microbiota composition and metabolism coincide with increased intestinal permeability in young adults under prolonged physiological stress
J Philip Karl, Lee M Margolis, Elisabeth H Madslien, Nancy E Murphy, John W Castellani, Yngvar Gundersenm Allison V Hoke, Michael W Levangie, Raina Kumar, Nabarun Chakraborty, Rasha Hammamieh, Svein Martini, Scott J Montain, Stefan M Pasiakos

・(※3) 「Sucrose, high-fructose corn syrup, and fructose, their metabolism and potential health effects: what do we really know?James M Rippe 1Theodore J Angelopoulos

・(※4) http://saigaiin.sakura.ne.jp/

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